Meta QuestシリーズのPTC(パブリックテストチャンネル)にて、v67が配信開始されました。
今のところ、一部のQuestユーザーのみ利用可能となっているようです。
筆者はQuest 3で早速利用できたので、どんな変化があったかご紹介します。(新機能を試している映像も以下からご覧いただけます)
ウィンドウの自由配置が可能に
なんといってもこの新機能が大きいです。少し前にレビューした「空間コンピューティング」を可能にするサードパーティアプリは、もはや不要になるかもしれません。
ブラウザやその他2Dアプリのウィンドウは、自分の好きな場所に配置できるようになりました。仮想空間上でも、現実空間上でも。
また、YouTube VRやブラウザなどのアプリウィンドウのサイズを簡単に調整できるようになりました。ブラウザであれば縦横比まで自在に変えることができます。
なお、今のところアプリウィンドウを同時に表示できるのは6つまでのようです。
バーチャル環境でのコンテンツ体験向上
アプリウィンドウをフルスクリーンモードにすると、ウィンドウの下部にインターフェースが表示され、左から湾曲モード切り替え、VR/MR切り替え、仮想環境の明るさ調整、フルスクリーンの終了の操作が可能です。
この仮想環境の明るさ調整機能は、スクリーン以外の周りの空間の明るさを調整し、コンテンツにより没入できるようにする機能です。
なお、この辺りは特にApple Vision Proを意識した機能に思えますが、今の所MRモードでは使用できないようです。
Meta QuestのブラウザでもNetflixが観れるようになったので、これからはブラウザのみで各ストリーミングサービスを楽しめそうです。
現実にありそうな絶景バーチャル空間が追加
個人的にMeta Questのバーチャル空間は、非現実感が強いものが多かったのですが、今回追加されたLakeside Peakはライティングがいい感じで現実感もあり、筆者のお気に入りの空間になりました。
広がる景色はまるでヒマラヤ山脈のようで、焚き火やテントもあっていい雰囲気です。
各所UI/UXが調整された
Meta Questでは、最近まで音楽や動画をバックグラウンド再生するには一手間必要でしたが、今ではブラウザを閉じて別のアプリを開いても、再生を続けてくれるようになりました。
また、動画や音楽を再生している最中にウィンドウを切り替えると、ミニプレイヤーがフローティングするようになりました。これ、いいっすね。
筆者はQuest 3でEuro Truck Simulatorなどでドライブするんですが、この機能のおかげでドライブ中の音楽やポッドキャストの操作が超快適になりそうです。
現状PTC版なのでバグがあったり動作も不安定ですが、正式リリースはそう遠くはなさそうです。