※記事の下部にて、実機デモと出荷スケジュールについて追記しています。(10月30日)
Immersed社のCEOであるRenji Bijoy氏が、Immersed IRL 2024にて同社の新しいVRヘッドセット「Visor」について発表しました。
以下に現時点で判明しているポイントをシェアします。
- 片目4K micro OLED
- 重量は186gで、Vision Proの3分の1 (ステムを除く)
- 外部バッテリー付属(3時間動作)
- 本体にはWi-Fi非搭載(バッテリーに搭載)
- 3D映画に対応
- ステム着脱可能 (下に画像あり)
- ヘッドストラップあり (下に画像あり)
- 収納ケース付属
- バックパックも発売 (別売り)
- カラーパススルー対応だが、詳細言及されず
- 価格は499ドル (約71,000円) だが、その後一定期間サブスク加入の必要あり
- メモリは16GB、容量は128GB?(追記: 10月30日)
同社は7年前の設立以来、VRを使ったリモートワークに注力してきた企業で、Meta Questを始めとする主要のVRヘッドセットで仮想ディスプレイを表示し、生産性向上を図るためのソフトウェアを提供しています。(筆者もQuest 3で使っています)
軽量・コンパクトな「Visor」の特徴まとめ
「Visor」の最大の特徴は、そのコンパクトさと軽量さ。なんと、重量はわずか186gで、iPhone 15 Pro Max(ケース付き)の290gよりも軽い。MetaQuest 3の2.5倍、Apple Vision Proの3倍の軽さを実現しているそうです。
デザインもサングラスのようにスリムで、装着時の違和感を最小限に抑えているそう。ディスプレイには4K解像度のマイクロOLEDを採用し、没入感と文字の可読性の両立を図っています。
生産性を追求した機能
前提として「Visor」は、ゲーミングではなく仕事での使用に特化したヘッドセットです。
PCと連携し、VR空間内に5つの仮想スクリーンを出現させ、没入型のPC作業環境を提供することで、ユーザーの生産性を高めることを目的としています。
しかしながら、PC連携だけでなく単体でのWebブラウジングや、3D映画の視聴にも対応ようで、エンターテインメント機能も備えているそう。
Wi-Fiアンテナは外部バッテリーに搭載されているとのことなので、基本は外部バッテリーの使用を想定しているようです。
そういうことなら、この外部バッテリーは必須になりますね。
Visorバックパックも発表
本体をしっかり収納できるケースに、給電ポートが2口付いたバックパックも発表されました。
価格は129ドル (約18,400円) で、別売りとなるようです。
なお、本体のみを収納するケースは付属するそうです。
価格と発売時期
当初は2.5Kモデルと4Kモデルの2種類を予定していたが、ユーザーの96%が4Kモデルを選んだため、4Kモデルに一本化することになったそう。
価格は、399ドル (約56,000円) の頭金と月額利用料の組み合わせで提供され、10月1日以降は頭金が499ドル (約71,000円) に値上げされる予定です。
本記事はKeynoteセッション終了直後に公開した記事で、まだ情報が少ない状態です。この後デモの配信もあるので、新情報があれば追記します。
実機デモがYouTubeにて公開
(追記: 10月30日)
実機のデモ映像がImmersed 公式YouTubeチャンネルにて公開されました。
動画内ではImmersedチームのJoshua Kurikeshu氏がカフェにて、実際にVisorで仮想ディスプレイを表示し、目と手のトラッキングで操作できることを示しています。
前半ではソフトウェアの画面をキャプチャしたものになっていますが、後半ではスマホカメラ越しに、Visor本体のレンズを撮影した映像も確認できます。
また、動画に登場した実機のメモリは16GB、容量は128GBだそうです。
発送スケジュールが変更に
(追記: 10月30日)
Immersedのブログによると、Founder's Edition(799ドルから)の最初の出荷は2025年1月に、通常モデルのVisor 4K(499ドルから)は2025年の夏に量産を開始するスケジュールに変更されました。(当初スケジュールはFounder's Editionからイベント直後に出荷開始)
なるべく早く手に入れたい方は、通常モデルより6か月出荷が早いとされているFounder's Editionの購入をおすすめします。
今回は記事の更新が遅れてしまいましたが、また進展がありましたらすぐに追記します。