「Fosi Audio K7」レビュー:これ一台でOKなゲーミングHiFi DAC/アンプ【PS5対応】

Review
ワタソン
2025-01-16

本記事では、Fosi Audioより提供いただいたゲーマー向けDAC/ヘッドフォンアンプ「Fosi Audio K7」のレビューをお届けします。

(本記事で使用するユニットには技適マークがありませんが、実際に日本で販売されるモデルには適切な技適マークが記載されます。)

主な特徴

  • ゲーミングHiFi DAC/ヘッドホンアンプ
  • USB-C、光デジタル、同軸、Bluetooth入力に対応
  • AK4493SEQ DACチップ搭載

仕様

項目 詳細
DACチップ AK4493SEQ
入力端子 USB-C / 光デジタル / 同軸 / Bluetooth
出力端子 3.5mm アンバランス / 4.4mm バランス / RCA
ディスプレイ 1.5インチ LCD
その他 EQ機能(高音 ±6dB、低音 ±12dB)など

デザインとビルドクオリティ

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本体はアルミニウム製のボディで質感が高く、放熱性にも優れています。アルミのダイヤルも若干のあそびこそあるものの、回転は滑らかで程よいクリック感があります。

黒いボディにオレンジの差し色が入っていてかっこいいです。

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中央部には1.5インチのLCDディスプレイが配置され、EQモードやサンプルレートなどを直感的に確認しやすいです。やや前面に傾斜がついている設計になっているので、机に置いた状態でも見やすいのがポイントです。

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下部のボタンは左から電源/UAC切替、入力切替、出力切替、バイパス、EQ/MICゲイン切替となっています。

ダイヤルも押し込み入力に対応していて、右がマイクミュート/解除、左が音量ゲインのHigh/Lowの切替ができるようになっています。押し込みはやや硬めです。

操作系は最小限に抑えられていながらも、直感的に操作ができる印象です。

音質評価

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PCに接続し、IE40 Proで試聴したところ、PC直挿し時と比べて音のレイヤーに厚みが加わりました。特にオーケストラ曲のように複数のパートが入り交じる楽曲では違いを感じやすく、全体的な明瞭度も向上した印象です。

とはいえ、音色は自然で味付けが少なく、筆者はこのナチュラルさが特に気に入っています。

また、サンプリングレートはPCM 384kHzまで対応しているので、ハイレゾ対応DACとしても十分に機能してくれます。

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さらに、本製品はゲーマー向けという特徴も押さえているため、FPSゲームなどの足音や攻撃音をEQ機能で調整し、より方向感を分かりやすくするという使い方もできます。

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筆者がOverwatchやVALORANTなどで実際に試してみたところ、右のダイヤルとボタンで高音・低音を調整できるので、ゲーム中の微調整もスムーズに行えました。

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ちなみに、EQの調整範囲は高音 ±6dB、低音 ±12dBとなっています。中音域の調整ができないのは少し惜しいですね。

接続性と使いやすさ

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入力方式はUSB-C、光デジタル、3.5mmマイク、Bluetooth、同軸の5種類に対応し、出力は3.5mmアンバランス、4.4mmバランス、RCAを備えています。

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3.5mm出力が前面にあるため、ヘッドホンやイヤホンの抜き差しがしやすい設計です。

ドライバー不要で電源に接続すればすぐにセットアップできるので、ボリュームやマイクゲイン、ミュート切り替えなどの操作もボタン一つで手間いらず。

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1.5インチのディスプレイの視認性も十分で、サンプルレートやコーデック、マイクミュート状態がすぐに分かるのは便利。

また、PS5やSwitchに対応している点も嬉しい。ソフトウェアなしでEQ機能を調整できるので、コンソールゲーマーにもおすすめ。

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また、マイクとオーディオが分岐するアダプタが付属しているので、ボイスチャットも可能です。加えてマイクのノイズキャンセリング機能もあり、実際にヘッドセットでマイクをテストした際にはホワイトノイズをしっかり除去してくれていました。

ただし難点として、マイク入力が使用できるのはUAC1.0(16bit/48kHzまで)モードのみという制約があります。UAC2.0に切り替えるとマイク入力が不可になる点に注意。

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Bluetooth接続を利用する際は付属のアンテナを取り付ける

また、Bluetoothの対応コーデックは、aptX HD、aptX LL、aptX、AAC、SBCの5つです。LDACやLHDCには非対応な点は人によって少し残念かもしれません。実際、筆者の持ってるデバイスではLHDCのみ対応だったのでちょっと残念でした。

Makuakeにて割引価格で販売中

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Image: Fosi Audio

1月16日午前8時から、Makuakeにて販売が開始されています。価格は21,999円~で【Makuake限定】は限定50個、【超早割】は限定500個までとのことなので、購入を検討される方はお早めに。

さらに、Makuake限定クーポン「FOSIK7_1000」を使用すると1,000円割引となるので、購入時にはぜひ活用しましょう。

Makuakeでの販売は3月1日までで、その後はFosi Audio公式サイトやAmazonでの発売が予定されています。

まとめ

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Fosi Audio K7は、幅広い入力方式に対応し、ゲーマーから音楽鑑賞ユーザーまでをカバーする優れたDAC/ヘッドフォンアンプだと感じました。

コンソールゲームでも活用できる柔軟な接続性を備えつつ、ボイスチャット用のマイク機能も搭載されているので、ゲーム環境を総合的に強化してくれます。

機能面・デザイン面ともに抜かりがなく、この一台で幅広いシーンに対応させたい方にはおすすめできる製品だと感じました。

EQ機能を使うことでゲーム中の足音の強調や好みの音質設定が容易に行え、解像感や明瞭度といった音質面も満足度が高いです。アルミ製ボディの高級感やスムーズな操作性も魅力といえます。

購入はこちらから。

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Written by
ワタソン
Published on
2025-01-16