Xiaomi「Redmi buds 6 PlayとLite」比較レビュー。1,380円のPlayが買いな理由

Review
ワタソン
2024-11-08

Xiaomiから発売されたワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Lite」と「Redmi Buds 6 Play」を比較レビューしていきます。

両モデルは低価格帯に分類されるイヤホンで、「Redmi Buds 6 Lite」は2,480円、「Redmi Buds 6 Play」は1,380円という低価格っぷり。

それぞれの特徴

Redmi Buds 6 Play

  • 10mmドライバー
  • ノイズキャンセリングなし
  • SBCコーデック対応
  • Bluetooth 5.4
  • 低遅延モードあり

価格:1,380円

Redmi Buds 6 Lite

  • 12.4mmチタニウムドライバー
  • ノイズキャンセリングあり
  • SBC、AACコーデック対応
  • Bluetooth 5.3
  • IP54
  • 低遅延モードなし

価格:2,480円

デザイン

Xiaomi Redmi Buds 6 LiteとPlay
左: Xiaomi Redmi Buds 6 Lite 右: Xiaomi Redmi Buds 6 Play

両モデルをくらべると、ケースもイヤホンもデザインが大きく異なります。

Buds 6 Liteはケース含め、よく見るAirPods Proのようなデザインですが、Buds 6 Playはステムがない豆型になっています。いわゆる”うどん”がないタイプです。

Xiaomi Redmi Buds 6 Lite

Buds 6 Liteのホワイトは光沢仕上げなので、キズや指紋が目立ちそうです。ちょっとチープにも見えるので、マット仕上げのカラーを選んだほうが良いかもしれません。

両モデルとも、価格を考えるとそこまで質感は悪くないですね。

ちなみに、Buds 6 Liteはホワイト、ブラック(マット仕上げ)、ブルーの3色(マット仕上げ)。Buds 6 Playはホワイト、ブラック、ブルー、ピンクの4色で展開されています。

装着感

装着感にあまり違いは感じられませんが、しいて言えば上位モデルのBuds 6 Liteのイヤーチップの方がわずかに分厚いです。

また、着脱のしやすさもBuds 6 Liteに軍配が上がります。

Buds 6 Playはとても小さい上にツルツルとした質感なので、ケースや耳から取り外しづらい印象です。滑って落としてしまいそうになります。

Xiaomi Redmi Buds 6 Liteに付属しているイヤーチップ
Xiaomi Redmi Buds 6 Liteに付属しているイヤーチップ

どちらのモデルも、出荷時から装着されているイヤーチップを含めて3つのサイズが付属しています。

音質

上位モデルのLiteは12.4mmチタニウム製ドライバー、下位モデルのPlayは10mmドライバーを搭載しています。

J-Pop、ピアノインストゥルメンタルやポッドキャストなどを聴いた上で、音質の点で明確に感じられた違いは、低音と解像感です。

Liteでは低音のパワー、音の解像度が高く感じましたが、Playではそれらが僅かに劣る印象です。なお、いずれも音質に大きな差はなく、価格を考えるとどちらも優れていると思います。

操作性と機能

左: Xiaomi Redmi Buds 6 Lite 右: Xiaomi Buds 6 Play

両モデルとも、イヤホン本体で音量や音楽を操作できるタッチジェスチャーに対応しています。

少し驚いたのですが、タッチ操作の反応は下位モデルPlayの方が良かったのです。上位モデルLiteはセンサーが小さいのか、操作に失敗することが多かったです。

ちなみに、iOS/Android対応の「Xiaomi Earbuds」アプリと接続すると、タッチジェスチャーをカスタマイズすることもできます。

Xiaomi Earbudsのアプリ画面

アプリではそのほかに、EQのカスタマイズ(Playはプリセットのみ)ができたり、ファームウェアアップデート(上位モデルのLiteのみ)が行えます。

ノイズキャンセリング外音取り込み機能は上位のLiteのみ搭載しているようで、低音は多少カットしてくれる印象です。とはいえ、オマケ機能と割り切った方が良さそうです。

マイク性能

音質はさておき、マイク性能はどうでしょうか。

実際に比較してみたところ、筆者の感覚では下位モデルPlayの方が高音質に感じました。

というのも、Liteのマイクは「さ行」の歯擦音が強く聞こえてしまい、言葉が聞き取りづらいためです。とはいえ、どちらも実用レベルには達していると思います。

バッテリーと充電

Xiaomi Redmi Buds 6 Liteの充電ポート

上位モデルLiteのバッテリーは本体のみで7時間、ケース込みで38時間。下位モデルPlayは本体のみで7.5時間、ケース込みで最大38時間です。なぜか、下位モデルの方が本体のみのバッテリー持続時間が長い…。

ちなみに、充電ポートはType-Cで、ケーブルは両モデル付属していません。ワイヤレス充電にも非対応です。

まとめ

Redmi Buds 6 LiteとRedmi Buds 6 Playを総合的に比較すると、価格差以上の性能差は見られませんでした。

Buds 6 Liteは12.4mmチタニウムドライバーによってわずかに優れた音質と解像度を実現し、ノイズキャンセリング機能も搭載していますが、その効果は限定的

一方、より安価なBuds 6 Playは、マイク性能、タッチ操作の精度、バッテリー持続時間(公称値)において上位モデルを上回る結果となりました。特にマイク音質の違いは顕著で、実用性の面でPlayの方が優位です。

コストパフォーマンスを重視するなら、1,380円のBuds 6 Playが、この価格帯のワイヤレスイヤホンとしてベストだと思います。

いっそのこと「どちらのデザインが好きか」で選ぶのも良さそうです。

Redmi Buds 6 Active
Image: Xiaomi (Redmi Buds 6 Active)

ちなみに、1,980円で販売されている「Redmi Buds 6 Active」という中間グレードのモデルもありますが、上位と下位モデルで比較したかったので、今回はスキップしています。

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Written by
ワタソン
Published on
2024-11-08