Rainy 75レビュー。雨音のような打鍵感と魅力的なデザイン

雨音コトコトクリーミー
Review
ワタソン
2025-03-28

ずっと気になっていたWOBKEYの「Rainy 75」を手に入れた。このキーボードは名前の通り、打鍵音が雨の音を連想させるのが特徴だ。

今回はRainy 75のデザイン、打鍵音、使用感を総合的にレビューしていく。

Rainy 75の特徴

https://res.craft.do/user/full/0901e99c-a9c1-e0fe-faed-386864a675ad/doc/e60b0b1e-a7ad-4b88-a50d-aad0e2077f32/19d26718-2960-4d9a-b87d-da24df6f4f89

まず、Rainy 75シリーズには3つのバリエーションがある。どれも見た目は似ているが、バッテリーや素材の部分で細かな違いがあるので、下の比較表を参考にしていただきたい。

仕様 Lite Standard Pro
価格(税込) 約15,000円 約16,000円 約21,000円
カラーバリエーション ブラック、シルバー シルバー、ブルー、ホワイト ブラック、ブルー、ホワイト、ピンク、パープル、ルナー他
重量 約1.8kg 約1.8kg 約2kg
バッテリー容量 3500mAh 3500mAh 7000mAh
プレート素材 PP FR4 / PP カーボン
キースイッチ HMX Violet HMX Violet JWK WOB / TTC KOM RGB
キーキャップ PBT(ダブルショット) PBT(ダブルショット) PBT+PC
RGBバックライト 非対応 対応 対応
ウェイト素材 ガラス ガラス ステンレス水晶
日本語配列対応 可能(別売プレート必要) 不可 不可

今回購入したのはPro版で、Kailh製のCocoaというリニアなスイッチを搭載している。

またLite、Standard版にはHMX Violetと呼ばれるスイッチが搭載されている。こちらも同じくリニアタイプだ。

デザインと構造

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本キーボードは75%サイズで英語配列となっている。なお、Lite版のみ日本語配列のプレートに交換することができるそうだ。

カラーは大雑把に言えばモノトーンで、やや懐かしさを感じる風合いだ。

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裏にはステンレス製の美しいウェイトが輝いていて、雨雲のアイコンがかわいく佇んでいる。

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ケース素材はアルミニウム合金で、品質はかなり良好だ。このアルミ筐体と7,000mAhという大容量バッテリーのおかげで、本体重量は約2kgとかなり重い。

間違いなく持ち運びには向かないが、安定感はある。

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PBTキーキャップは厚みもあり、品質も良好だ。

ちなみに付属品は、A to Cケーブル、2.4GHzドングル、スイッチプーラー、予備のスイッチ3つとなっている。

サウンド

Image: WOBKEY

本キーボードはガスケットマウントが採用されていて、5層のフォームとアルミケース、ルブ済みのCocoaスイッチで構成されている。

この前提を知ると、打鍵音の期待がより高まるだろう。

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さっそく打鍵してみて驚いた。コトコトという上品な音が響き、底打ち時に確かなフィードバックが得られる。

内部反響もほとんどなく、純粋なコトコト音を楽しむことができるのだ。

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スタビライザーが使用されているEnterやスペースキーも、とても気持ちの良い音を鳴らしてくれる。

タイピング音はYouTubeで公開しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

タイピング体験

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今回購入したモデルにはKailh製のCocoa、ほかのモデルにはHMX Violetが採用されている。

Cocoaの押下圧は45gfで、日常的にタイピングする私にはちょうど良い重さであった。

また、今のところスイッチの不具合(二重動作など)は発生しておらず、スイッチ周りの満足度はかなり高い。

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ただ、最近ロープロファイルを使っていた私にとって、このキーボードはやや高さがあるように感じた。疲労感を軽減するためには、リストレストが必須だ。

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私はKensingtonのリストレストを使用している。人によっては高さが足りないかもしれないが、程よい硬さでおすすめだ。

機能性

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本キーボードはQMK/VIAに対応しているが、機能させるにはWOBKEYが提供している.jsonファイルをインポートする必要がある。

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VIAを初めて使う人は "Settings" から "Show Design tab" を有効にし、Design tabにて任意の.jsonファイルをインポートしてほしい。

残念ながら、この点はユーザーフレンドリーとは言えない仕様になっている。

本キーボードは有線、2.4GHz、Bluetoothでの接続に対応している。

ワイヤレスでの運用は充電に気を使う必要があるが、Pro版は7,000mAhと大容量のバッテリーを搭載している。よって、電池持ちは驚異的だ。

最長で何時間持つのかは分からないが、今のところ1ヶ月毎日つかっても底をつく気配はない。

ちなみに、RGBバックライトも搭載されているが、私はオフにして運用している。(RGBオンで使用した場合は大幅にバッテリー寿命が減るだろう)

利便性という点では、無線モードに切り替えるためのスイッチがCapsLockの横にあるのだが、これが有線と無線を併用する人には面倒に感じるかもしれない。

メリットとデメリット

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メリット

  • 優れたサウンド
  • 高品質な構造
  • 長時間のバッテリー寿命
  • 接続の多様性
  • 高いカスタマイズ性

デメリット

  • 重量
  • 電源スイッチの位置
  • スイッチの選択肢が限定的
  • 英語配列のみ

総合的に見ると、Rainy 75はデスクトップでの長時間タイピングを重視するユーザーに特に適したキーボードだといえる。

打鍵音と打鍵感を重視し、カスタマイズを楽しみたいメカニカルキーボード好きとって、非常に魅力的な選択肢となるだろう。

現在、日本では購入できるバリエーションが限られているため、購入先はWOBKEY公式ストアがおすすめだ。(なお、輸入消費税がかかる可能性があるので注意)

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Written by
ワタソン
Published on
2025-03-28