英コンシューマー・テクノロジー企業のNothingは7月31日、今年4月に発表されたNothing Phone (2a)のアップグレード版となる「Nothing Phone (2a) Plus」を発表しました。
性能と素材がアップグレードされた
Phone (2a)シリーズは中価格帯のモデルであり、SoCはMediaTekのDimensity 7200 Pro、バックパネルとフレームの素材はコストを抑えるため樹脂で構成されていました。
今回発表されたNothing Phone (2a) Plusは、SoCがDimensity 7350 Pro 5G、フレームはアルミ製にアップグレードされました。
Nothingによると、今回のSoCアップグレードでCPU性能は10%向上。GPUは1.3 GHzで動作するARM Mali-G610 MC4が搭載され、ゲーム時の性能が30%向上したそうです。フロントカメラの画素数も32MPから50MPにアップグレードされ、充電は50Wに対応しました。
主な変更点は以上で、ディスプレイは変わらず6.7インチOLEDで、バッテリー容量も5,000mAhとPhone (2a)と同等です。
カラーはブラックとグレーで、マッシモ・ヴィネッリの二ューヨーク地下鉄路線図から着想を得たとされる特徴的な背面デザインは、メタリック仕上げでよりプレミアムな雰囲気になりました。
日本での発売は未定
バリエーションは12GB+512GBのみで、価格は399ドル(約58,000円)となっています。最初に英国で発売後、米国で展開される予定です。
Phone (2a)はNothing初のおサイフケータイ対応モデルで、日本でも人気なモデルとなりましたが、今回発表されたPhone (2) Plusは、未だ日本向けページが無いことやローカライズのコストを考えると、日本発売は不透明な状況です。