英Nothing、「CMF Phone 2 Pro」を正式発表。日本発売は未定

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4月28日、Nothingのサブブランド、CMF by Nothingが「CMF Phone 2 Pro」を正式発表しました。

カメラ性能の向上やディスプレイの有機EL化、NFCも搭載するなど大幅に進化しています。

背面はトリプルカメラ

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メインカメラは50MPの大型1/1.57型センサーを搭載。2倍光学ズーム対応の50MP望遠レンズ、119.5度の超広角8MPレンズと合わせて3カメラ構成となっています。

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新開発の「TrueLens Engine 3」がUltra XDRアルゴリズムで光量を64%増加させ、夜景やポートレート撮影の質を大幅に向上。

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また、側面の「Essential Key」ボタンから画面キャプチャや音声メモを即座に記録でき、AIが自動分類・要約する「Essential Space」機能(Phone 3aシリーズにも搭載)も新たに搭載。

いわゆる「Second Brain」の考え方を取り入れた機能です。

ゲーミング性能とディスプレイの大幅強化

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チップセットにはTSMCの4nmプロセスで製造されたMediaTek Dimensity 7300 Pro 5Gを採用。BGMI(インド版PUBGモバイル)を最大120fpsで快適にプレイ可能です。

6.77インチのAMOLEDディスプレイはピーク輝度3000ニト、タッチサンプリングレート1000Hzに達し、前モデル比で輝度は50%、タッチ反応速度は316%向上しています。

バッテリー容量は据え置き

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5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、33W高速充電に対応。20分の充電で1日分の電力を供給可能で、1200回の充電サイクル後も90%以上の容量を維持するとのこと。

耐久性に関しては、1mの高さからの鉄球落下試験や600Nの曲げ試験など68項目の品質管理をクリアしているようです。

容量、充電速度は前モデルのCMF Phone 1と同じです。

Nothing OS 3.2を搭載

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OSはAndroid 15ベースのNothing OS 3.2を搭載。ChatGPTを統合した音声操作ウィジェットや、使用頻度に応じてアプリを自動分類する「Smart Drawer」、連絡先のロック画面に直接反応を送信できる「共有ウィジェット」など、ユーザー体験を向上させる機能が充実しています。

モジュール式デザインも引き継ぎ

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磁気式カバーや魚眼・マクロレンズなど多彩なアクセサリに対応するモジュール式デザインを継承。IP54の防塵防水性能に加え、アルミニウム製カメラサラウンドとステンレス製ネジで高い耐久性を実現しています。

主要スペック

項目仕様
基本情報8GB+128GB/256GB(最大2TB microSD拡張)
プロセッサMediaTek Dimensity 7300 Pro 5G(4nm TSMC製・8コア最大2.5GHz)
ディスプレイ6.77型AMOLED(1080×2392/387PPI/120Hz/3000nits/HDR10+)
カメラメイン: 50MP(1/1.57型/f1.88) 望遠: 50MP(2倍光学ズーム) 超広角: 8MP(119.5°) 前面: 16MP(1/3型) 動画: 4K/30fps・120fpsスローモーション
バッテリーメイン: 50MP(1/1.57型/f1.88) 望遠: 50MP(2倍光学ズーム) 超広角: 8MP(119.5°) 前面: 16MP(1/3型) 動画: 4K/30fps・120fpsスローモーション
バッテリー5000mAh(33W充電/5W逆充電)
接続機能Wi-Fi 6/Bluetooth 5.3/NFC (Google Pay対応)
OSNothing OS 3.2(Android 15ベース/3年間OS更新+6年間セキュリティパッチ)
耐環境性能IP54防塵防水
サイズ/重量164.0×78.0×7.8mm/185g
同梱物専用ケース・画面保護フィルム(貼付済み)・USB-Cケーブル・SIMピン

日本発売は今のところ不明

現時点では日本での発売はまだ発表されていませんが、前モデルのCMF Phone 1がすでに市場に投入されていることを考えると、日本での販売の可能性は高いと思われます。

価格設定は249 USD(執筆時点で約3.5万円)で、これはCMF Phone 1よりも50 USD高く設定されています。そのため、日本でも前モデルより価格が上がる可能性があります。

ちなみに、同時に発表されたオーディオ製品のCMF Buds 2aおよびCMF Buds 2は、日本で5月6日に発売される予定です(CMF Buds 2 Plusの日本投入は不明です)。

CMF Phone 2 Proはグローバルで5月5日に発売予定です。

Source: Nothing