Image: Nothing
Nothingが掲げる「AIネイティブOS」への第一歩。
自然言語から数十秒で作りたいウィジェットを作成できる「Essential Apps」と、コミュニティで配布・改変できる「Playground」を中核に、既存のEssential Space/Searchには「Memory」も発表されました。
Essential Apps「欲しいものを自然言語で作る」

作りたいウィジェットを自然言語で作れる「Essential Apps」。
使い方はとてもシンプルで、essential.comでログインして「欲しいもの」を文章で記述→AIがEssential Appを自動生成→「Deploy」でNothing端末のホームに配置という流れです。
例えば「カメラロールのレシートを毎週金曜に集約し、会計用PDFに出力して」や「気分トラッカーとプレイリストを連動」など、必要なのはごく短い文章です。
Bolt.newやLovableよりもずっとゆるい気分で作れそうです。また、公開されたYouTube動画によると生成されたコードは閲覧・編集可能で、パワーユーザーにもありがたい仕様になっています。
Playground「作って・配って・リミックス」

Essential AppsやGlyph Toys、Camera Presets、EQ Profilesなどを公開・ダウンロード・リミックスできるコミュニティハブ「Playground」も発表。
作成権限はサイトで申請する必要があるものの、閲覧と入手は誰でも可能です。
Essential Space/Search/Memory「OSネイティブの体験へ」
Essential Spaceは、スクショやメモ、リンクを素早く置いておける場所。Essential Searchは、スワイプで検索に直行してブラウザ往復を減らします。Essential Memoryは近日提供で、保存内容や日々の使い方の文脈から、ここぞというタイミングで引き出してくれるものだそうです。プライバシーはローカル優先で、クラウド利用時はその旨を明示して透明性を保つとのこと。
対応と配信—まずはOS 4.0と最新機で
まず、Essentialについては現在α版で、アクセスは段階的に解放されるとのこと。また、Nothing OS 4.0対応端末が中心で、Phone (3) はウィジェット最大6個、他モデルは最大2個までとなっています。安定化とAPI拡張に伴い、上限は引き上げ予定とのこと。
Playgroundに関しては、Nothing OS 4.0が動作しているPhoneシリーズで今すぐ利用できるそうです。なお、Nothing OS 4.0は(2025年10月1日現在)オープンベータ段階です。
Nothingとそのコミュニティの成長に大きな期待を寄せてしまう、そんなアップデートでした。
Sources: Our first step towards an AI-native operating system ↗ ; The future of Nothing OS? | Nothing TV ↗