Echo Spot レビュー。1週間使って感じた良いところと惜しいところ

Review
ワタソン
2024-08-01

デスクやベッドサイドに高音質なスピーカ付きの置き時計が欲しいなら、これぴったりです。

今回はAmazon Echo Spotの使用感、良い点・惜しい点を紹介していきます。

ざっくり言うと、全体的には良い製品ですが、ちょっと痒いところに手が届かない印象を受けました。さっそく詳しく見ていきましょう。

Echo Spotって?

今回発売されたEcho Spotは、2018年に発売された初代モデルの後継機です。ディスプレイ、マイク、スピーカーが一体化しており、音声(VUI)とタッチ可能な画面(GUI)でAlexaと対話できます。

他のスマートスピーカーとは違い、音だけでなく視覚的な情報も受け取れるのが大きな利点です。

ただし、画面操作のみでできることは、明るさ調整や時計のデザイン変更程度で、大きく限られているのが現状です。

音声操作が大前提で、それに応じた天気や音楽の情報、タイマーの残り時間などを画面で確認したりする、というイメージの製品です。‍‍この点は下の方で詳しく紹介します。

デザインと機能

Echo Spotの本体は、半球形のシンプルでコンパクトなデザインです。Echo Popの筐体にそのままディスプレイを搭載したような、特徴的な見た目です。

Echo Pop (エコーポップ) - コンパクトスマートスピーカー with Alexa|グレーシャーホワイト

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カラーはオーシャンブルー、グレーシャーホワイト、ブラックの3色で、白デバイス好きの筆者はグレーシャーホワイトを選びました。

正面上部には2.83インチの液晶ディスプレイが搭載されており、解像度はそこまで高くありませんが、情報の確認には十分です。

本体上部には、他のEchoシリーズのように物理ボタンやマイクが搭載されています。

ディスプレイのテーマカラーは6色から選択でき、天気や時計の色を変更できます。時計のデザインも6種類しかないので、まだカスタマイズ性には乏しい印象ですね。

音楽再生時にはアニメーション付きで曲名とアートワークが表示され、視覚的にも楽しめる工夫が施されています。

音質と使い勝手

Echo Spotの音質は、コンパクトなボディながらも低音から高音までバランスが取れており、なかなか良質なサウンドが楽しめます。以前のEcho Dot第3世代などと比べると、雲泥の差を感じるほど良い音質です。

ウェイクワードの認識も速く、音声認識の精度も文句なしです。

音楽再生時は、画面操作での再生コントロールも可能ですが、歌詞表示動画再生には非対応。

ちょっと残念なところ個人的に残念な点として、スマートホーム機器の操作は基本的に音声のみで、画面のみで操作はできません。厳密にいえば、家電のオン・オフや明るさ調整は音声で指示後に画面でも操作可能ですが、少し経つと消えてしまいます。

せっかくディスプレイがあるのだから、まさにスマートホーム機器の制御やToDoリストなど、画面操作で完結できる要素があれば良かったなと思います。

Echo Showシリーズとの線引きで、あえて画面操作でできることを減らしているのかもしれませんが、この点は改善を期待したいところです。

全体的には良い感じの製品

Amazon Echo Spotの新モデルは、Alexaとの対話を音声だけでなく画面でも楽しめる製品でした。コンパクトな置き時計型のデザインに、高音質なスピーカーを搭載していて、筆者はデスクで使用していますが、棚やキッチンなどに置くのも良さそうです。

キッチンではタイマーとしても活躍しそう

タイマー機能はキッチンでも活躍しそう全体的には良い製品ですが、せっかくのディスプレイを十分に活用しきれていない点は惜しい印象。

画面を使った家電操作やウィジェット的な機能があったら、最高のデバイスになりそうです。やはり、現状はディスプレイであれこれ操作したいユーザーには、Echo Showシリーズの方が適しているかもしれません。

とはいえ、音声操作中心のスマートスピーカーとして見れば、Echo Spotは優れた選択肢の一つです。Alexaとの対話を、音声と画面の両方でカジュアルに楽しみたいユーザーにおすすめできる製品と言えるでしょう。

定価は11,480円ですが、セール時は大幅に割引されます。

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ワタソン
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2024-08-01