米NVIDIA、トヨタと次世代自動運転開発で提携を拡大

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ワタソン
2025-01-08

Image: NVIDIA

NVIDIAは2025年1月6日(米国時間)、世界最大規模の自動車メーカーであるToyota(トヨタ自動車)や、AuroraContinentalといったモビリティ企業を新たにパートナーとして迎え、次世代自動車の高度運転支援や自律走行の開発を推進すると発表しました 。

これにより、トヨタをはじめとする自動車関連企業は、NVIDIAのアクセラレーテッド コンピューティングやAIプラットフォームを活用し、安全性と先進機能を備えた車両の量産に向けた取り組みを加速させます。

今回の発表では、トヨタがNVIDIAの車載SoC「DRIVE AGX Orin」を搭載し、安全認証を受けた車載用OS「NVIDIA DriveOS」上で機能する次世代自動車を開発することが示されました。これにより、高度運転支援機能や高度なAI処理をリアルタイムで行えるようになり、ドライバーや同乗者の安全を更に高めることが期待されています。

またAuroraとContinentalは、NVIDIA DRIVEを活用してレベル4の自律走行システム「Aurora Driver」を大規模に展開するための長期的な戦略的パートナーシップを発表しており、2027年の量産開始を目指しています 。

NVIDIAの創業者でCEOのジェンスン・フアン氏は、「自律走行車革命が到来し、自動車は最大のAIおよびロボティクス産業の1つになる」と述べており、同社は20年以上にわたり培った自動車分野のコンピューティング技術と安全性の専門知識を生かして、数兆ドル規模といわれる自動車産業を変革していくと強調しています 。

今後、トヨタを含む多くのモビリティ企業がNVIDIAの技術基盤を活用し、クラウドでのAI学習から車載コンピューティングまでを統合した形で、自律走行や先進運転支援の実用化と普及を加速させていく見込みです。

NVIDIAとトヨタらが、ドライバー不足の問題を解決してくれるかもしれません。

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ワタソン
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2025-01-08