NVIDIAが次世代GPU「GeForce RTX 5000」シリーズを正式発表

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ワタソン
2025-01-07

Image: NVIDIA

2025年1月6日(米国時間)、NVIDIAは「CES 2025」の基調講演にて「GeForce RTX 5000」シリーズを発表しました。

発表された主なモデルと価格

https://res.craft.do/user/full/0901e99c-a9c1-e0fe-faed-386864a675ad/doc/da39bf81-9ff2-4caa-872f-98e2d590f0b2/2472404d-e91e-4d67-a410-bb44ddb818b0
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今回発表されたのは下記の4モデルで、米国での希望小売価格と日本国内での販売予定価格が同時にアナウンスされました(日本価格はいずれも税込)。

  • GeForce RTX 5090
    米国:1999ドル
    日本:39万3800円
  • GeForce RTX 5080
    米国:999ドル
    日本:19万8800円
  • GeForce RTX 5070 Ti
    米国:749ドル
    日本:14万8800円
  • GeForce RTX 5070
    米国:549ドル
    日本:10万8800円

パフォーマンスとアーキテクチャが大幅進化

https://res.craft.do/user/full/0901e99c-a9c1-e0fe-faed-386864a675ad/doc/da39bf81-9ff2-4caa-872f-98e2d590f0b2/f46d5458-5177-4f0a-8850-591fc26e3614
Image: NVIDIA

「GeForce RTX 5000」シリーズは、新アーキテクチャ「Blackwell」を採用したことでコア性能やメモリ帯域幅、AI演算能力などが大きく強化されています。

  • AI演算性能(TOPS)
    RTX 5070で約1000TOPS超、RTX 5090では3000TOPS超など、従来より大きく伸びています。
  • 使用メモリ
    GDDR7を採用し、転送速度や帯域幅を従来世代よりもさらに向上。
  • RTX Neural Shaders
    シェーダー処理にAIネットワークを組み込み、よりリアルな質感や照明効果を実現するとされています。

さらに、高解像度・高フレームレートを狙うためのアップスケーリング機能「DLSS 4」や、入力遅延を低減する「Reflex 2」などの新機能も搭載。DLSS 4には「Multi Frame Generation」という新技術が導入され、AIが複数フレームを推論で生成・補完することでさらなるフレームレート向上が期待できます。

ただし、この「Multi Frame Generation」はRTX 5000シリーズ専用機能となる見込みです。

各モデルの特徴

https://res.craft.do/user/full/0901e99c-a9c1-e0fe-faed-386864a675ad/doc/da39bf81-9ff2-4caa-872f-98e2d590f0b2/0027b0a6-3bdc-4e25-bd17-b8edd63233b1
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RTX 5090は32GBのGDDR7メモリを搭載し、まさにフラッグシップにふさわしい圧倒的なハイエンド性能を提供。一方、RTX 5080は16GBのVRAMを持ちながら、その性能は上位モデルに迫ります。しかも価格を999ドルに抑えているため、ハイエンドモデルの中でも優れたコストパフォーマンスが期待できます。

RTX 5070 Tiは16GBのGDDR7メモリを搭載し、ミドルからハイレンジ帯を網羅するモデルとして期待されています。

そして、RTX 5070はエントリープライスでありながら、「RTX 4090と同等の性能」を謳っており、業界内で大きな話題となっています。

スペックの詳細が気になる方は、ぜひNVIDIA公式サイトからご確認ください。

発売時期

RTX 5090とRTX 5080は1月30日に発売開始となり、RTX 5070 TiとRTX 5070は2月に発売予定です(正確な日付は未定)。

国内においては、1月中に順次販売が行われるとされています。

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ワタソン
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2025-01-07