英コンシューマー・テクノロジー企業Nothingから4月に発売されたワイヤレスイヤホン、「Nothing Ear」と「Nothing Ear (a)」が公式ストアにてお安くなっています。
Nothing Earは22,800円→15,960円、Nothing Ear (a)は15,800円→11,840円に。
筆者はEar (a)を発売から3ヶ月ほど使用していて、デザインも音も気に入っています。
この機会なので、Nothing Ear (a)の魅力(と気になる部分)をサクッと紹介していきましょう。
デザイン
NothingのEarシリーズは何よりもデザインが魅力的です。ケースは全体的にラウンドしていて、手やポケットに馴染むコンパクトさが良いです。
ケース上面にはNothingロゴが印刷されたステッカーと保護フィルムを兼ねたようなものが貼ってあります。
イヤホンの防塵・防水性能はIP54、ケースはIPX2となっています。
音質
11mmドライバーは低音から高音までクリアに鳴らし、特に低音域のベースやキック、中音域のボーカルは気持ちよく聞こえます。
公式アプリのNothing Xでは簡易的なEQ調整が可能で、上位モデルのEarではより高度な調整ができます。
イヤーチップはS、M、Lの3サイズが同梱され、装着感は悪くありませんが、若干硬いです。
オーディオマニアには物たりないかもしれませんが、廉価モデルということを考えると良い音を鳴らしてくれていると思います。ちなみに、LDACコーデック(ハイレゾ)にも対応しています。
ノイズキャンセリング
Ear (a)は最大45dBのアクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応しており、人混みや電車内の音は大体カットされている印象です。ハイエンドクラスのイヤホンと比べると劣りますが、実用十分なレベルです。
ANCのレベルは低、中、高、アダプティブから選択可能です。
トランスペアレンシーモードについては、屋外では風の影響でゲインが下がりやすく、使いづらいです。屋内でも会話に少し支障が出るほど音が聞き取りにくい印象。
バッテリー
筆者はANCを常時オンにして、スマホとPCをデュアル接続で使用していますが、4〜5時間程度は持続します。バッテリーが切れても十数分くらい充電すれば7割ほど回復するので、作業でもしっかり使えそうです。ただし、ワイヤレス充電非対応なのが惜しいところです。
接続の安定性
Bluetooth 5.3に対応している本機ですが、人混みでの音飛びや左右の同期ズレもないので快適です。iPhone、Nothing Phone (2)、Windows PC、Macなど多くのデバイスで安定した接続が可能でした。デュアル接続にも対応し、出力をシームレスに切り替えられます。
低遅延モードもあります。
ChatGPTとの連携
Nothing PhoneシリーズとEarシリーズを接続すると、スマホを開かずにChatGPTを呼び出せます。Ear (a)の場合、左側のボタンの長押しで起動します。不要な場合はNothing Xアプリでジェスチャーを変更可能です。
この機能はEar (a)に限らず、NothingのEarシリーズと、サブブランドのCMF by NothingのBudsシリーズでも利用可能です。
割引中の今こそおすすめ
価格を考えると十分に優れた性能を備えていますが、トランスペアレンシーモードの使いづらさやワイヤレス充電非対応といった惜しい部分もあります。
とはいえ、全体的にはコストパフォーマンスに優れた魅力的なイヤホンといえるでしょう。デザイン性と機能性を両立したNothingならではの製品です。
購入を迷っていたなら、Nothing 公式ストアで割引中に買っちゃいましょう。